日野市社会福祉協議会とNPO法人フードバンクTAMAの連携協定締結

「食を必要とする　“１人”のために」
日野市社会福祉協議会とNPO法人　フードバンクＴＡＭＡとの連携協定　締結式　２０１７．１．１９

平成29年1月19日、日野市立中央福祉センター２Fで、NPO法人　フードバンクTAMAと日野市社会福祉協議会の連携協定締結式が行われました。

今、日本は先進国といいながら、約2000万人が貧困状態にあります。特に母子家庭の５０％が、子供の6人に１人が貧困状態にあって、日々の食事も十分とは言えない状況にあるそうです。
一方で、日本では年間１９００万トンの食品廃棄物が出ている現実もあるとのです。

フードバンク活動は、こうしたまだ十分に食べられる廃棄しなければならなくなった食品を無償で譲り受け、食料を必要とする家庭や、個人へ届けるボランティア活動です。

NPO法人フードバンクTAMAも昨年設立され、日野、八王子、立川地域で活動している団体です。多くの地元、或いは県外の食品企業や、商店、団体、個人から無償で提供された食料を、子供食堂や、福祉施設、個人の家庭などへ届けているそうです。

一方、日野市社会福祉協議会は日々福祉の現場で様々な家庭や子供たちの状況に向き合っている相談窓口や施設、市民団体とのつながりがあります。そうした家庭や子供たちに少しでも早く支援の手を広げるために、今回　フードバンクTAMAとの連携協定が結ばれました。即ち、協定の目的に曰く、「相互の連携により、地域の課題である　子どもの貧困連鎖を断ち切ること、および生活困窮者支援を行うことにより、子どもたちが健やかに成長し、誰もが安心して暮らすことができる地域づくりに寄与することを目的とする」とあります。

１人でも多くの人が、市民がこの活動に関心や理解を持ち、参加するようになれば、日野市の、多摩地域のより住み易い安心して暮らせる共生社会への一歩となると思います。　　

さらに詳しい情報は　　　ＮＰＯ法人フードバンクTAMA
　　　　　　　　　　　　TEL　042-686-2512
　　　　　　　　　　　　メールアドレス　foodbank.tama@gmail.com
　　　　　　　　　　　　URL　 http://foodbank-tama.com/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まち記者　亀津・福山