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詩小説家 大山いづみさん 訪問記

記者名:竜尾
掲載日 2015年03月12日
イベント種別: 文化・芸術   活動エリア: 市外   対象者: 指定なし
【まち記者取材記】

聖跡桜ヶ丘アートマン 5階ブリッジ・ギャラリーで写真詩展を開催されている大山さんをお訪ねしました。(取材:赤井竜尾)

◆福島で被災されたのですね?
 3.11の折りは福島の中通りの勤務のお店に居りました。流鏑馬で有名な古殿町です。あの地響きと揺れは生易しい表現では表すことのできないものでした。ゴオッーという地響きとダンプや大型車が近づいてくるような、ぶつかったような音がドスンとしているうちにすごい揺れが突然きました。外に飛び出し目の前の山が大きく揺れ、石が落ちてくるのを見て離れた空き地まで走り桜の木にしがみつきました。それから丁度一か月後の4.11のいわき市のM6弱の揺れは、あまり報道されませんでした。
自宅は水晶で有名な石川町で岩盤の固い村でしたが同じくらいの揺れで、山崩れもひどいものでした。
それ以来ダンプやバスの音、ドアのドンと閉まる音に怯えるようになりました。トラウマですね。

◆心筋梗塞になりかかったとか?
 それは胃のあたりが具合わるような感じで苦しんでいるとき、居るはずのない母の「外に出なさい」という幻の声で外に出て救急車を呼んでもらい助かりました。ストレスからきたもので、実際は胃ではなく心筋梗塞になりかかっていたのです。その後仕事を辞め、静養しているうちにどうしても自分の詩をもっと多くの人に読んで欲しいという思いが強くなり2年前に上京しました。(それ以来日野市神明が住まいです。緑も鳥も多く気に入っています)

◆詩は子供のころからお好きだったのですか?
 詩を書くというより、いつもボッーとして空想している「変わっている子」と言われていました。でも、書くことは本当に好きでした。
確かに人と違った子でしたが、大人になるほどに「普通にならなきゃ」という思いが強くなってきました。まわりの人の期待する自分になろうと努力しましたね。そのうちにだんだん苦しくなってきました。

◆それからどう変わってきましたか?
 今の主人に「人と変わっていてもいいんじゃない?」といわれました。
自分でも「今まで自分で自分を修正しようとしたことが、まちがっていて、昔の自分に戻ればよいのだ」と思うようになり、自分のことながら肩の荷が下りて、すっとしたのを覚えています。それから、自分で自分を認めてあげること、カッコつけたものはだめだなと分かりました。
ひたすら、自分が感動したものを素直に書いてみたいという思いが強くなり、つくづく自分は書くことが好きなのだなあ、と改めて思ったのです。それで言葉が浮かんだ時に忘れないように、家のあちこちにメモを置いてあります。すぐ忘れてしまいますからね。

◆写真は勉強されたのですか?
 写真は全くの自己流です。最初詩を書いていてそれにあった絵を付けようと考えたのですが、なかなか上手くいかなくて同じ位に好きだった写真にしました。写真詩展としてありますが、あくまで詩が先です。
自然が大好きで対象はほとんど風景や動物などです。人はカメラには構えるけれど自然にはそれがないのです。自然に向きあっているとなにかそこからイメージがわくというか、語りかけて来ると思うことがありますね。写真詩展を見ていただいた中で、詩がお好きな方には詩だけ取り上げて大きく書いたらとか、写真が好きな方は写真だけにしてほしいと言われることもあります。本当に人それぞれの思いがあるのだと思います。

◆平成24年に詩の他に「ボクと大地」(Myself and the Earth)という詩小説を出版されていますが、ファンタジックなものですね。
 人口が1万人くらいになってしまい、荒廃してしまった地球の未来からきたボクの物語で、私なりの「地球を荒廃させてはいけない」というメッセージを込めたつもりです。この物語のボクをつくらないために、というリードにもそういった意味をこめました。
日野市の各図書館には置いてありますので、是非皆様に読んで欲しいと思っています。私は悩み苦しんだ時に言葉や文字に助けられて来たので、これからも自分の書くものが一人でも多くの人に読んでいただければいいなと思っています。
                               以上

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