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2015年04月13日

日野・万願寺

学校給食日野産大豆収穫祭

イベント種別:その他対象者:指定なし

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みなさん こんにちは。
 食育インストラクターで まち記者の村本です。
 竜尾さんの記事と内容がかぶってしまうところもありますが、読んでいただけると嬉しく思います。

 3月14日、七ツ塚ファーマーズセンターで「学校給食日野産大豆収穫祭」という日野市直営調理員主催の春休み食育イベントがあったので取材に行ってきました。
 先着50人まで、1人500円で日野市の学校給食を食べれるというものです。
 日野市の子供たちに、遺伝子組み換えではなく『安心で安全な大豆を食べてもらいたい』と考えたのがきっかけで、農家の指導をいただいたりという協力のもと、日野産大豆プロジェクトとして12年の歴史があります。

 日野には空いている農地があったので、農家の土地をお借りしつつ調理員さんたちが大豆を育てているのだそうです。
 みなさんボランティアで、他にも大学生の方たちも参加されているようです。
 当初から、目標の収穫量は1トンだったのですが、1年目は128kgの収穫量だったそうですが、その後次第に増えていき、6年目に目標を達成したのだとか。
 ただ、最近は日野の農地も少なくなってきているようで、収穫に影響がでているようです。
 僕の近所にも、昔は畑が見られたのですが、いまは駐車場になっていたりと その影響を身近に感じます。

 収穫した大豆はそのまま調理されるのではなく、豆腐にして食べられてもいるようで、子供たちが自分で豆腐を作るという経験もさせて食育に役立てられています。

 また日野の全ての学校では、給食センターを通さず各学校で給食を作っています。
 出来立ての温かいまま子供たちに食べてもらえるというのもあるし、近年問題になっているアレルギーのある子供への対応もしやすいそうです。
 蕎麦とピーナッツは、とくにアレルギーの影響が強いため、給食では使わないようです。その他のアレルギーに対しては、子供に診断書を持ってきてもらい、個別にメニュー変更などをして対応しているということです。
 給食では、野菜や豆 類や魚類を多くメニューに取り入れることになっているようです。今の時代、家庭では食の欧米化の影響で肉を食べることが多くなってしまい、食事のバランスを考えてのことで そう決まっているということでした。

 さて、イベントでの給食の献立ですが
「キャロットライスのホワイトソースがけ」(日野産にんじん使用)
「日野産大豆のビーンズサラダ」(日野産大豆・にんじん使用)
「わかめエノキ卵スープ」(日野産卵・長ネギ使用)
「日野産いちご」(日野産いちご使用)
となっています。
 『キャロットライス~』は噂には聞いていましたが、大人が食べても美味しくて食が進みます。ホワイトソースが、キャロットライスと味の相性が合っていて、また食べたくなります。
 また、にんじんは調理員さんがハート型や星型にしており、調理員さんの想いが詰まってるのだと、日野産大豆プロジェクト代表の小林さんはアツく語ってらっしゃいました。

 『~ビーンズサラダ』はドレッシングが濃くなくて、素材の味をころしておらず、子供たちの味覚にも優しいと思いました。
 『わかめエノキ卵スープ』は、懐かしい給食の味。卵スープは好きで自分でも作るのですが、このスープもまた頂きたくなる味でした。
 『日野産いちご』は、そのまま頂きましたが甘みがあって充分美味しかったです。

 日本の大豆の食糧自給率は5%と非常に低く、他は全部輸入に頼っているそうです。
 現在の日本の食糧自給率は39%。少し前までは40%だったのですが、近年更に低くなってしまいました。
 もっと広く、今回のプロジェクトを知ってもらい、食の大切さを知り自分たちにできることをやっていかなければいけない なと改めて実感しました。

 7月には『学校給食展』というのが平山小学校であるらしく、そちらにもまた取材にいこうと思っています。
  (まち記者:村本、同行:竜尾)

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