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2015年05月18日

平山・南平

第22回、子どもの本まつり取材 「わしおとしこの講演会」

山田 彰一

イベント種別:文化・芸術対象者:指定なし

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まずはじめに、私はちょっとしたことでも感動したり、理不尽な事があると怒ってみたり、他の人よりも感受性が高いことを自分でも理解しています。
今回の取材は、誰もがきっと感動するであろうという内容でした。

児童文学者のわしおとしこさんの講演会です。
日野市民で児童文学者、そして紙芝居もやり、動物が大好き、落語も大好きな方。
それが「わしおとしこさん」でした。
5月17日(日)、平山李重ふれあい館2階で午後2時から開催されました。
私は、13時ちょっと過ぎに行ってみましたが、会場はもうお客さんで満員でした。まだだいぶ時間があるのになぜ?最初はそう思いましたが、講演会を聞いていくうちにその答えが分かってきました。わしおさんの話が聞きたいということからです。
わしおさんは、ある子どもが質問をした話をしました。「なぜ人を殺してはいけないのか」わしおさんは私達にもその質問を投げかけてきました。
私も真剣にそのことを考えましたが、答えは見つかりませんでした。
でも、わしおさんはそのあとで「命はつながっている、その命の繋がりを断ってしまうから」そんなことをお話下さいました。
そのとき、私もそのことを記事にしたことを思い出しました。
戦争で亡くなった方は本当にかわいそうです。でもその方が亡くなっただけではないのです。もし生きていればその方だって子を授け、その子が孫を授かりと代々子孫が繁栄していくのです。その繋がりを戦争という醜い争いが断ってしまうということを日野浅川通信の最新号に書きました。

わしおさんは、絵本を作っている方です。
でも、その絵本は大人でも感動するような絵本です。
実は、紙芝居を3作もやってくれました。
その紙芝居に私はいつものごとく泣いてしまいました。それだけ感動したのです。わしおさんお絵本には優しい心があり、でも社会の矛盾なども発信しているように感じました。
涙が止まらなくなり、持ってきたハンカチが役に立ちました。
絵本の中で一番泣いたのが「マアを返して下さい」です。
戦時中の話、犬も戦闘に役立てるのだと言い、供出させられた話です。
大事に育てていた犬の「マア」、そのマアと一緒に暮らしていた少女の事を書いた絵本です。
戦争は本当に惨いことをしています。
最後に作品を少しだけ書いておきます。
「ゴロとぺぺ」「もうどう犬シュパゴロウ」「ともだちをたすけたゾウたち」「トンキーのこえがきこえる」「おおかみブン」
私は、少しずつ絵本を読んでみようと思いました。

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