ライオンバス非常時対策訓練　　多摩動物公園　2015.9.28

多摩動物公園
ライオンバス　の非常時対策訓練　！！！　　２０１５．９．２８

さわやかな秋の月曜日、9月28日朝の多摩動物公園で、ライオンバスの非常時対策訓練が行われました。　私は久し振りにライオンバスに乗りました。同僚の山田記者は外側で取材です。
バスにはお客に扮したスタッフの人達や他の取材記者など12名程乗り込んで出発。すぐに故障で園の真ん中辺りで立ち往生、緊急事態発生がアナウンスされ、救急車を要請。すぐにけん引役のバスがやってきた。ジープも２台やってきて、ライオンがそばにやって来ないようにぴったりガードします。牽引車の接続作業の後、平坦な場所まで事故車を牽引してゆきます。　次に牽引役のバスが離れて、後方に回り事故車の後へぴったりと接続します。またジープが両側を固めて、２台のバスの後方の狭いドアを開けて通路が空きます。　すぐに乗客は救助のバスへ乗り移ります。
それで乗り場へすぐに戻って来て訓練は無事スムーズに終了。
この間、３０～４０分、今朝のライオン達は全く訓練に無関心で、台の上で馬の骨を食べたり、遠くで寝っ転がっていたり、でした。でも、実際にバスの側でうろうろしたり、故障して止まっているバスに近づいて来たらやっぱり怖いでしょうね。

訓練を終えて、園長さんにお聞きすると、過去一度だけ、実際にバスの故障事故があったそうです。現在、年２回のこうした非常時対策の訓練をやっているそうです。
お客様の安全と安心があって初めて楽しい動物園ですから、今後とも是非こうした厳しい訓練を重ねて益々楽しい動物園にして頂きたいと思います。
訓練お疲れ様でした。

因みに、このライオンバスは、ライオン園や建物全体の改修工事の為、来年２０１６年３月末で、いったん終了するそうで当分の間、乗れなくなりそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　まち記者　　　亀津照明・山田彰一