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2015年05月30日

市内全域

第2回BUNcafe 「いま宇宙はとんでもないことになっている!物理学の最前線」

記者名:高幡山のたぬき寝入り

イベント種別:講演・講習会・交流対象者:指定なし

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第2回 BUNcafe (中央大学文学部)  2015年5月28日(木)
「いま宇宙は、とんでもないことになっている!!―物理学の最前線」
              中央大学杉並高校  理科   山崎 尊
   coodinator 中央大学文学部 哲学教授   中村 昇  

5月28日午後2時、中央大学文学部多摩キャンパス 3号棟3F3351教室に侵入、150名収容の大教室にたった一人、いや女子学生が一人寝てましたが。BUNcafe なる謂わばオープン講座で テーマも何となく刺激的で面白そう、先着150名様、外部の人もオーケーというので、きっといっぱいになって入れないかも知れない、との思いで1時間前に到着して拍子抜け。スタートの5~10分前になってやっと学生たちが三々五々入場、それでも40~50人くらいか。どうやら純粋部外者は私一人かな。

講師の 山崎先生は中央大学杉並高校の理科の先生で、若手の優秀且つハンサムガイでとても分り易い?? 説明をしてくれました。 このBUNcafe のコーディネーターは文学部哲学の教授の 中村 昇氏で 難しい物理学のテーマを文学部の学生たちに何とか面白く聞かせようと、色々話の糸口を作ったり、質問したり、茶々をいれたり盛り上げておられました。
話は、古典物理学の ニュートンの力学、マックスウェルの電磁気学などを簡単に触れて、
(文系の私にとってこれすらちゃんと理解するのが難しいのですが)、今日の話題の核心部でもある、アインシュタインの 特殊相対性理論、一般相対性理論の説明、大きな重力の下では時空が曲がる、4次元空間の中では全てが相対的であること?? 時空の曲り、などと言われても、私にはピカソやムンクの絵が頭に浮かぶばかりで、物理学の基本的なコンセプトが入ってないので、光速度不変の原理、や E=mc二乗 の数式も猫に小判、でさっぱり、 ただアインシュタインのこの考え方が現代物理学の扉を開いた革新的な理論であることが分かった。 次に量子力学と素粒子論、素粒子の標準理論とますます難しくなってきたが、日本の学者のノーベル賞受賞の際にたびたび聞いた神岡鉱山のカミオカンデや、クオーク、ニュートリノや2013年の最後の素粒子といわれるヒッグス粒子発見?の名前などが思い出されて少しばかり理解できたような気になってきたぞ。
その他、コペンハーゲン学派の解釈、「物質は複数の世界が重なり合い、確率的に存在している。その物質を観測した瞬間に、そのうちの一つになる」、といわれても宗教の話を聞いているようでまるで日本の神道のようで、神は何処にでも宿り、人が信じた瞬間に神はそこに出現する、と同じ論理ではないかなーと思いめぐらす。
南部陽一郎博士の 超弦理論に至ってはほぼ理解不能、、、、。

残念ながら3時間の講義と質問で、今宇宙で起こっているとんでもないこと!!の具体的な
話にまでは至らなかったが、分らないテーマの分らないことの魅力に大いに刺激を受けました。 このような学際を越えて新しい知の最前線まで行かなくても、前線の様子を優しく講義をして貰えることは、私のようにほぼ知の領域の外側にいてオロオロ日々の生活に
追われている老人にとっては、大いに刺激になり、星空を眺めつつ、現代物理学入門書、ビッグバン、宇宙膨張の話なども少しは読んでみようか、という大それた気を起こすことに
なるかも。

この中央大学 オープン講座、BUNcafe は毎月一回のペースで企画されるそうで、
社会人、部外者大いに歓迎、と言うことです。これは学生だけに聴かせるのはもったいない、ぜひ市民の皆さんも偶には、全く異なる世界の知的最前線を覗いて見るのも面白いことではなでしょうか。
次回は 第3回 7月2日 1500~1800 多摩キャンパス3号館3F3351教室で、 テーマ未定だそうです。 詳しくは中央大学文学部のHP のイベント欄を覗いて見て下さい。きっとまた興味深い話が聞けることと思います。
                       
                   まち記者  亀津 照明

記者名:高幡山のたぬき寝入り

年 齢 後期高齢思春期
趣 味 二足歩行、テニス、五七五
縄張り 高幡山付近、浅川沿い、新井橋から一番橋

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