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2015年08月20日

日野・万願寺

家庭で作る日野市の学校給食を取材

記者名:山田

イベント種別:料理・生活・サロン対象者:指定なし

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8月19日、日野市市民の森ふれあいホールで「調理員、直伝!家庭で作る日野市の学校給食」というイベントがありました。
参加者の多くは子どもさん連れのお母さん、まち記者のメンバーも参加していました。
私は取材だけということで、お邪魔しましたが美味しそうな匂いにつられて、飛び入りで参加を決めました。
この日のメニューは
★ルーから作る手づくりカレー
★手作りドレッシングのサラダ
★ヨーグルトの日野産ブルーベリーソースがけ
です。
入室してびっくり、調理員さんが9名、栄養士さんが3名もいました。
そして、食材や調味料などは、測ってあり準備万端でした。
なんといってもこの日のメインは「ルー」の作り方でしょう。
私は、車いすですので作ることはしませんでした。
その間、調理師さんや栄養士さんにお話を聞きました。

学校と縁の無い私。最近の学校がどのようになっているのか分かりませんでしたが、このイベントで多くのことを学びました。

まず、東京都では2校に一人の栄養士さんを派遣しています。しかし日野市では1校に必ず栄養士さんが1人います。それも正規雇用の栄養士さん。その取り組みに感動しました。
正規で雇用すれば責任感もおのずとでてきますし、生徒さんとの距離はものすごく近くなるのだと思います。それから、日野市が地産地消を昭和58年から行っていること。

これには、エピソードがあり、確か大雪で日野市も農家のハウスや民家のガレージが数年前に被害に会ったことがあります。その時小学生のみんな(1年生~6年生)が農家さんに手紙を書いたということです。

農家さんははじめ被害にあい、再建は多大な費用が必要だということで、もうハウスは辞めようかと悩んでいた時だったそうです。そんな中、小学生の皆さんから手紙をいただき、これは辞めるわけにはいかないということで、また始めたという経緯があるそうです。
昭和58年といえば地産地消という言葉がまだ無かった時期だと思いますが、その頃から日野市はこだわりを持っていたということ。そして生徒と農家の絆を生んだこと。すばらしいですね。地産地消、日野市は昨年度21%を超える地場野菜を提供していました。

また日野市では、自校方式(各学校で給食を作ること)にこだわりを持っています。このイベントでも4か所に分かれ、同じメニューで同じ食材と調味料を使ってカレーを作りました。しかしどのカレーもそれぞれ味が違っていたようです。それと同じように各学校でも同じカレーを作ってもそれぞれ違いが出てきます。ある意味「お袋の味」とでも言うのでしょうか。

学校を卒業し、クラス会などでは「学校の給食の○○が美味しかったよね」などと話が出てくるのだそうです。これは、学校の調理員さんや栄養士さんと生徒さんをつないでいるのだと感じました。給食センターのように味気ないものになってしまえば、このような感動は無いと思います。是非この取り組みはこだわりを持って未来の子どもたちにも引き継いで行ってほしい取り組みです。

調理員さんも栄養士さんも、とっても元気でした。そして自信をもっていました。
それは、多くの生徒さんに美味しい給食を真剣に頑張って作っている証だと思います。

今回の取材で感じたことは、日野市が行っている教育の部分。
こだわりを持って、子ども達を育てようとしている日野市には感謝です。
今後はもう少し日野市の教育について取材が出来ればと考えています。
お楽しみに!
関連URLからアルバムを見ることが出来ます。

関連URL:http://www.digibook.net/d/4645a19fb1192a79e1af8611c4736ae5/?m

記者名:山田

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