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2016年04月16日

日野・万願寺

JFFATOKYO 取材記

記者名:福山

イベント種別:その他対象者:指定なし

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4月12日は三回目の講習会が「ふれあいホール」の多目的室において午後5時から7時まで開催されました。先ず竿を前後に振ってライン,リード,ティペットの先についているフライを目標の場所に到達させる「キャスティング講座」が午後5時から,次いでフライを作る「タイイング講座」が6時からスタートしました。

今回は,「キャスティング講座」に新人の参加で1名増の3名に。
この新人の方に参加の動機等を伺いました。
① 自己流でしたがルアーフィッシングの経験がありました。ですから,このフライフィッシングもキット何とかなると思いタックル(フライフィッシング用の竿やリールその他の釣道具)を購入して本などを読みながら練習しました。が,ロッドをビュンビュン振ってもフライが前に飛んでくれないんです。フライが足元にポトンと落ちるようでは釣り場へ行っても仕方がないと思い,やはり「自己流では無理なんだな」と困惑していました。
② ところが縁あってこの講習会の存在を知り,今回から参加させていただきました。
③ 受講の成果,これはもう「目から鱗」。ロッドを振った時のラインの動きがループ( ∞ 状 )を描くようなタイミングで振るんだと教えてもらい,少しは出来るようになりました。遠くへ飛ぶように。
④ これで釣り場にも行けそうな気がしてきました。おかげ様です。
と言うことでした。

一方,6時から「タイイング講座」が開始されました。第一回から参加の2名の方々夫々は,引き続きアント(アリの形を模する)とエルク(鹿の一種であるエルクの毛を使って羽のある虫を模する)と言うフライの作り方の習熟を目指して指導を受けていました。
エルクに挑んでいる方に「3回目になりますが,習熟の程は」と伺いました。
① 何しろ複雑で,ウッカリすると手順を間違いそうです。忘れないようにシッカリ覚えておかなくては。
② テキストを見ながらでも思うように巻けず,本当に難しいです。
③ でも,魚の目線を意識しながら作った自分のフライで魚を釣るんだ釣れるんだと思いながらの作業には自然に熱がこもります。
とのことでした。
「タイイング講座」の時間は正規には1時間に満たず,前回は場所を変えて9時まで,今回は8時半まで継続して両フライが完成し,釣り場に持ち込めるものが出来たそうです。

取材者は,7時頃にこの会場を中座しましたが,これで感じたことは,
① タックルを構成するパーツ(ロッドやラインその他)を状況に応じて選択する能力
② 魚の習性を熟知して流れの適切な狙い場所にフライを落とし,魚に擬似餌ならではの誘いをかける正確なキャスティング能力
③ フライの種類を適切に選択する能力
④ タイイングでは想定できる状況に対応できる形状と素材を選択する能力
⑤ フライの形状と素材の種類は膨大で,どこまで収集するか,出来るか
などが問われているようです。
この方面に造詣のない取材者でさえこの位のことを想像してしまいます。しかし,深さにもよるでしょうが,本格的に臨めば,この道には ①飽くなき想像力と ②これを現場で検証し ③より豊かな想像力へと成長していく言う限りなき奥深さがあるのではないかと思いました。釣行前夜だけでなく,日頃の準備段階から魚の顔がチラつくなど,責任者の高橋さんが言われる「一生の趣味」になるだろうことに納得できました。

添付ファイル:日程表など(クリックを)

記者名:福山

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