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2016年09月08日

高幡・百草

認知症家族の会 日野市立福祉支援センター

記者名:石原

イベント種別:福祉・医療・介護対象者:指定なし

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 この日9月7日、モノレール高幡不動駅のすぐ近くにある日野市立中央福祉センターで、百草地域包括、浅川地域包括の地域の認知症家族の会の方々の集まりがありました。
要介護度は1~5まで、13名の方が参加されていました。
お母さまの介護をされる息子さん、ご主人の介護をされる奥様、お母様の介護をされる娘さん、お姉さまの介護をされた妹さん、奥様の介護をされたご主人、それぞれのお話を伺っていきます。歩き回ってどこかへ行き、ケガなどの心配をしたり、しまったモノがなくなると犯人にされてしまったり、更衣や入浴の手順を忘れてしまってひとつひとつ指示をしていかなくてはならなかったり、入浴拒否で数週間お風呂に入ってもらえなかったり。排泄、食事の行為を忘れすべてに介護が必要であったりと・・・と。
皆さんが一通り話終わった後に現在、何に一番困っているのか、という場面になると、例えば介護者の言うことに拒否して怒り出すような時には、「私もどうしたらいいか判らないので、教えてください」の言葉で静かになったこともあるのよ、といった経験話しや、トイレに行く回数が1日に数十回でその度に声を掛けられ困ってしまうという話にはご本人の気が紛れるようなことはないかとアイデアを出し合ったりと2時間では終わらない状況でした。
中でも排泄の悩みは共通してあり、ご家族の頭を悩ませます。
自分自身、介護をされる家庭に入らせていただき、特に排便に関する問題で在宅が続くか、施設に任せようか、の選択ひとつなっているかとも思えます。しまいこんでしまったり、洗面台でリハビリパンツを洗ってしまったり、と隠したい気持ちから出てしまう行動とわかってはいても、後始末をする方はつい怒鳴ったり、としてしまいそんな怒鳴った自分を責めたりしてしまいます。
終わりそうもない話を終わらせ外にでましたが、大切な事はこのように話ができる場所が必要なのだということを改めて強く感じました。
こちらは2か月に1回日野市立福祉支援センター2階にて水曜日10:00~12:00まで開催されています。他にも認知症家族会『鈴の会』や若年性認知症家族会『芽吹き』もあります。
詳しくは地域の包括支援センター、もしくは高齢福祉課へお問い合わせいただけます。

9月は日野市『認知症を知る月間』です。市内でいろいろな催しがあります。
9月17日(土)は七生公会堂1階(中央福祉センター)にて13;00~16;30家族会カフェもあります。今回の認知症家族の会へ参加されていたご家族も参加されます。ちょっと話を聞きたい、したい、という方、認知症に関してだけではなく悩みのある方、参加費無料ですのでおしゃべりに来てみてください。

添付ファイル:9月17日(土)家族会カフェ おしゃべり

記者名:石原

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