Hi Know!は日野市内のイベント・団体活動を紹介いたします。
2023年10月08日
市内全域記者名:抹茶
イベント種別:地域・環境対象者:指定なし
【防災・減災シンポジウム2023】記事本文は下部をぜひ御覧ください。 ↓↓少し目がしら熱くなりました。 (抹茶が参加したグループの様子です。)
第3分科会「防災井戸端会議大作戦!~日野市民の輪を広げよう~」に参加♪
手話で熱く語る有山さん 手話は言語であると痛感。 横で通訳する手話通訳士の姿はカッコいい!
防災ガイドマップをカラーと白黒で比べてみました。色弱の方はこん感じに見えるのでしょうか? 黄色は全く見えません、これは見にくいですね。
【防災・減災シンポジウム2023】
暑い日が続いてましたが、さわやかな秋空日和♪
「防災・減災シンポジウム2023」第3分科会の「防災井戸端会議大作戦!~日野市民の輪を広げよう~」に参加してきました。
自治会関係、障害施設、聴覚障害、車椅子、学生、高齢者、日赤奉仕団、海外の方と色々な人が参加されました。
市から「避難行動要支援者」、「個別避難計画」のお話しと、本日参加者のグループ討議の流れで進みました。
最後に障害者当事者として聴覚障害、車椅子のお二人からのお話は、私の経験や想像を超えて避難時の不自由、困難、苦闘、葛藤のコメント。
熱いお話は、本当に胸が詰まる思いでした。
実体験の無い私たちは、見た目で判らない色々な人が身近に居ることをもっと理解する必要があると痛感しました。
1.「避難行動要支援者」について 日野市健康福祉部障害課
高齢者、障害者、乳幼児その他配慮を要する人を「要配慮者」と言うそうです。
その中でも、自身で避難が困難な「避難行動要支援者」が日野市に約6300人いるとのこと。
「誰と」、「どこに」、「どのように」避難するするか事前に整理しておくことが必要。
2.「個別避難計画」ついて 日野市健康福祉部高齢福祉課
「避難行動要支援者」が誰とどこにどのように避難するか、
優先者のうち高齢者350人に「個別避難計画書」作成の取り組みのお話。
3.グループ討議
「災害前」「避難中」「備え」の3つについて各グループで
心配ごと、課題について色々思ったこと、感じたことについて話してみました。
私たちのグループでは以下のような話しがでました。
・多様な人(聴覚障害、知的障害など)見た目わからない人が身近に居ることを理解しておく。
・人の感じ方に違いがあり、パニックにならないように、避難者にあった避難支援をする。
・在宅避難の重要性も高まっており、実現できる課題や、相談できる窓口、支援拠点の重要性
・普段からの備え、防災情報(SNS、伝言ダイヤル)の家族の共有、普段から触れておく大切さ
4.★障害者当事者のお話★
(1)聴覚障害の有山さんは、避難先の学校などの
バリアフリーが進んでいないことを手話で語ります。
その手話を手話通訳士の方が声に出して通訳
(手話通訳士3名が交代しながらこのシンポジウムの
話しを手話で聴覚障害者が通訳される姿は圧巻!
通訳の姿を見て手話は大切な言葉の一つだと痛感しました!)
あらためて耳から入る情報が当たり前の私にとって、
いかに音の情報が大事だと感じました。
もっと、「障害者の声を聴いてほしいと!」手話で強く語ります。
東日本震災では、避難の音の情報が判らず、
およそ聞こえる人の2倍以上の方が無くなれれたとのこと。
また、色弱のお話もあり、防災マップの色分けが見えにくとのこと。
確かに白黒で見ると本当に見にくいです。
これではバリアフリーはまだまだだと感じます。
(2)車椅子の藤田さんは、「障害者に慣れていない人が多い!」
障害者を別扱いせず、小さいときから自然に当たりまえに慣れてほしいと語ります。
「避難警報前に避難するように連絡受けても中々移動のお願いは中々言えないですよ」
バリアフリーの施設があっても、地元の方と離れ離れになり、
慣れた地元に避難できないそうです。
また、災害の1次被害後、避難先での2次被害が大きいとも語ります。
「体温調整ができないんですよ。中々声を出しにくいですよ。」
薬や医療器具が無い事例など、2次被害の困難を痛感させられました。
東日本震災では支援者を先に避難させて自ら命を落とされたかたも多いそうです。
「誰もが生きたいと思うのが本音!」
「災害時は自分の身は自分で守ります!
皆さんも自分の家族を優先して避難してください!」
避難後にみんなの安否や2次被害無いように気にしてほしいと。
(思わず目頭が熱くなってしまいました(TT))
なかなかうまくお伝えするのは難しいですね。
皆さんも、身近に多様な人が居ること
普段から防災の備え
少し見直してみませんか?
関連URL:https://www.hi-know.tokyo/detail/22469/
記者名:抹茶